昨日、1週間の旅行から無事に帰ってまいりました。飛行機の到着が予定の19：00から30?40分ほど遅れてしまったことが、その後のリムジンバスの接続が悪くなる原因にもなり、結局、自宅に帰ったのは23時すぎでした。
時差ぼけは、この時間、今、感じます。今日から早速仕事復帰でしたが、仕事中はまったくと言っていいほど時差ボケを感じませんでした。そんなに頻繁ではないものの、毎年行っているといつのまにか時差ボケに対して「慣れてくる」といったところでしょう。
さてさて、今回もそれほど影響大なものはありませんが、旅のトラブルがいくつかありました。
「その１：風邪」
ベルギー到着1日目で発症、その日の夕方から急激に体調を崩し、結局滞在2日目に予定していたブリュージュ＆ゲント行きを中止し、ずっとホテルで寝てました。
ブリュージュは、まだ3年前一度行ったことがあるのでよいのですが、楽しみにしていたゲント観光ができなくて少々残念です。
「その２：オペラ座ストライキ」
原因はわかりませんが、29日パリのオペラ・バスティーユでの「トスカ」が急きょストにより公園中止となりました。今回の旅のいちばんのハイライトであったため、確かに残念に思ったのですが、どうもパリはまた行くにきまっているという思いが強いせいなのか、予想以上に冷静だったと思います。
ひとつ感心したのが、どのお客さんも冷静に何事もなかったかのように払い戻しに対応していたこと。日本の場合だと、言ってもどうしようもないのにクレームを言い続ける人が絶対にいる気がします。そんな人は一切いませんでした。
ストライキによる払い戻しについても彼らはなれているようで、全く混乱のない対応ができていたと思います。ノウハウなんでしょうね。
「その３：一眼レフ故障」
今回は初めての「秋のパリ」ということで、基本的に美術館＆街並みの撮影、というのがパリ散策のメインでしたが、初日の午後に突然一眼レフが故障してその後一切撮影ができなくなってしまいました。
今回特に夜景を中心に取りたかっただけに大変悔やまれます。
ただ、一切カメラを持たず気の向くまま散歩するのも、それなりに楽しいものでした。
「その４：絵がない？？」
まず、ベルギー王立美術館＠ブリュッセル。ここは地下のフロアにある「マグリット」のコレクションが見ごたえがあり、当然それを期待していたわけですが、3年前行った時に比べるとコレクションの数が激減…。どうも館内の一部を改装してマグリット専用スペースをつくっているような感じでした。その影響なのか、あるいは世界の他のどこかでマグリットの絵を貸し出しているとか、いずれにしても残念な結果となりました。
次に、ピカソ美術館＠パリ。すでに3回目なのですが、最も好きなピカソは今回も外せない、そう思って胸を躍らせたものの、いざ入ってみると、展示してある絵の雰囲気が大きく変わっている…。なんとなく記憶にある主要作品がまったく見当たらない…。状況はわかりませんが、おそらくこちらもまたどこかの展覧会に絵を貸しているような気がしました。それでも、すばらしい作品はところどころで見受けられました。
「番外編：エール・フランス ストライキの影響？」
僕が滞在していた10月29日付近にエール・フランスのストライキがあったようです。帰国便が出発する31日には終了していて無事予定通り帰国できましたが、そのストによる影響を若干？受けた気もします。
29日、ブリュッセル南駅でのこと。TGVのチェックインを行うときのこと。ブリュッセル南駅にはエールフランスのチェックインカウンターがあります。実は、今回の旅行、航空券とTGVチケットがセットでした。ヨーロッパ他都市への乗り継ぎ便と全く同じ概念で、ブリュッセルなどパリから近い都市へ行く場合は、飛行機ではなく空港からTGVで乗り継ぎ、というものが選択できたわけです。
ただ、この場合は、一度チェックインをエールフランスのカウンターで済ませないといけない。
実は僕は飛行機→TGVという乗り継ぎが初めてだったので、現地でのTGVのチェックインを、SNCF（フランスの国鉄）のカウンター、エール・フランスのカウンターのどちらで行うべきかよくわかっていませんでした。（ちなみに行きは成田で発券してもらえましたが。）
というわけで、とりあえずエール・フランスのカウンターに向かったのですが、係員が「キャンセル、キャンセル」がどうのこうのとわけのわからないことを連呼しているのです。
今思えば、まさにスト決行時であった影響で、どうも我々も飛行機のストにより欠航した便の代わりを求めている一顧客と勘違いしたのでしょう。
結局、その日のTGVの発券だけでよい、ということを理解させるのに少々時間がかかってしまいましたが、無事チェックイン→発券、となりました。
