“まずはじめに”
おおっと、最初に断っておきますが、今回はどちらかというと「ダメ人間、めんどくさがり、オレ無理だし、ゆるくいこうぜ」的な内容となっています。ちょっと批判ぽいところもありますが、所詮一般人の戯言なので気にしないでください。
さて、以下本文。
気がつけば、自分のGoogle Readerには数多くのブログやRSSが登録されています。先日の自身のブログ記事でも書いたとおり、処理しきれていない記事もとても多いですが、そんな中比較的既読率の高いものもあります。その代表的なものが、例えば、堀江貴文さんさん、勝間和代さん、池田信夫さんのブログ。いずれの方のエントリーも非常に面白く勉強にもなりますので、ほぼ欠かさず読んでおります。
“とても説得力あって面白い内容”
たとえば先日の事業仕分、科研費削減に関しての堀江さんのエントリー。堀江さんがこれについて2回連続してエントリーしている、
政府に頼るのをそろそろやめないか。
堀江貴文『政府に頼るのをそろそろやめないか。』事業仕分けの第三ワーキンググループで科学技術系の予算が減らされていろんなところで議論が紛糾しているようである。ノーベル賞の野依氏、蓮舫氏らの「スパコン、世界一…
もう一度いう。政府の補助金なんて当てにする科学技術の発展なんてやめにしよう。
堀江貴文『もう一度いう。政府の補助金なんて当てにする科学技術の発展なんてやめにしよう。』前の記事で沢山の反響を頂いた。一部誤解があるようなのは、私の文章力がないせいだと思うので、説明しとくが、別に科学者全員に自分の研究費は自分で稼げといっているわ…
反響がおおきかったから2回連続してのポストのようですが、概して同じ主張をしております。細かい点はブログをお読みいただければと思いますので、ここではあまり立ち入りませんが、特にぼく自身が基礎物理とかやってたこともあるから、細かな点で同意できない点はあるものの、おおむね彼の言うとおりであって賛同する点も多い内容でした。
次に、いまやついったー上の有名人、勝間和代さん、ブログ記事ではないんですけど以下のようなものを書かれていたのを拝見しました。
これまた細かな点でいろいろツッコミを入れたくなりますが、納得の点もそれなりに多く、特に独身の自分にとっては耳が痛く考えさせられる内容でした。
そしてもう一つ、池田信夫さん。ちょっとネガティブなポストが目立ちますがとても勉強になります。こちらも例を出しますと、堀江さんのものと話がかぶってしまいますが、同じく事業仕分に関するエントリー、
沈没した「事業仕分けという人民裁判」
事業仕分けという人民裁判 : 池田信夫 blogきのうから行政刷新会議の始めた「事業仕分け」の実態は、ネット中継やツイッター中継までされたが、予想以上に混乱した会議の状況を見て唖然とした。こんな乱暴な人民裁判を続けるのは、民主党政権の恥だ。 まず問題なのは、仕分けの対象になったのは概算要求に出ている約3
これも、細かい事実関係は正直自分で把握しきれていないものの、(具体的にこまかくあれこれ言いませんが)非常に納得のいく主張だと思っています。
とまあこんな感じで、いずれの方も、賢いですし文章表現も素晴らしい。そして見習うことが多いしとても勉強になるので欠かさず読むわけです。
“会話が先に進まない…”
確かに皆さんごもっとも、おっしゃるとおりだなと。でも、
「なるほど。で、それで?どうすれば?何をすれば?」
「世の中正論が通ればカンタンなことは誰だってわかっているんだけど…」
って思って、話が先に進まない、というか…。まあ、僕がただ無能なだけ、で片付く話なのかもしれませんが…。こんなことが非常に多いなあと思っています。
なんていうんだろうなー、非常に真っ当すぎてこれ以上話が先に進められないっていうのかな。「いや、具体的な提案してるし、やればいいだけじゃない」と反論されそうな気もしますが、実際にはこの主張をきちんと理解される方案外少ない気もするし、いやいや理解されても決して優先順位は高くないのは事実ではあるし、そもそも思ってても理解しても実行できる実力なんてそうそうない人が多そうだし、などなど…。
ということで、極端な言い方すれば、いうこと自体大事であり大変意義あるのでしょうけれど、そんなことわかってるわけですし、じゃあこんな日本でどうすればいいの?彼らの言い分はあまりにも理想的すぎてどうにもならなくね^?っとまあ、なんとも情けない話ですがそんな風に思うのです。(まあ、結婚に関してはそんなオーバーな気もしませんけどw)
といいながらも、こんな僕自身ですら、(こんなに大きな話ではないにせよ)、仕事やプライベートといった日常の中で、正論すぎることを言って聞き手をものすごく納得させることはできるんですけど、そこから案外先に進まない、ということがよくあるわけです。で、だから?それで?で話が、コミュニケーションが進まなくて、シーンとなってしまう…。
大事なことなので2回言いますが、このスタンスだと会話が先に進まないことがホント多いんですよ…。
うまくいえないのですが、仕事においてもプライベートにおいても、こういうことがおそらく30歳を過ぎてからの大きな課題となっている気がしています。
“ゆる?いスタンスはブレイクスルーになり得るのか?”
さてさてそんな中で、もうひとつかなり高頻度で読んでいるブログがあります。
「Chikirinの日記」です。かなり有名なブログなんだそうです。
それも納得、ものすごい勉強にもなるバケモノ的なブログなんですけど、なんていうか、ちきりんさんの主張=スタンスといいましょうか、これがとっても参考なるな?って常々思っています。ちょっとオーバーな言い方なんですけど、こうした考え方というものが、自分自身の思考や哲学、しいてはキャリア形成、プライベートといった、ちょっとオーバーですが「人生」そのものについて、すこし新しい道を切り開いてくれる気がしているんです。
たとえば、最近のエントリーで言うと、これまた何度も話ができている話題で恐縮なのですが、
いざっ、友愛社会へ
2009-11-15Chikirinの日記
なんかご覧いただければ、そのスタイルや主義がちりばめられてるのがよくわかると思います。ほんとにおっしゃるとおり、
“世界での競争に勝って、一番を目指す”ための予算なんて、優先順位高くないですよ。そんな“競争主義”はもう終わったんですよ。
という考えは大いにありだなあ、などなど、こんな感じなわけです。(まあ、これは某政党のスタンスなんですけど。でもこんな立場を主張されているのは他のエントリーを読んでもよくわかります。)
「無理に競争しないで、無理に一番を目指さないで、無理に高いプライドをもたないで、ゆる?く行こうよ」
というスタンス、毎度恐縮ながらこれといって根拠はまったくないのですが、前の世紀とは違って、21世紀ってそういうのもとめられてる気がしているんですよ。こうしたゆる?いスタンスが実は個人個人の生活、仕事なりプライベートなりにも浸透しつつあるのかなあと思ってます。僕が何かしら感じている「壁」って、ひょっとするとこういうことに関連しているのかもしれないかも、最近ひしひしと感じるわけです。
それが時代の流れ、そんな視点で考えると、
「なるほど。で、それで?どうすれば?何をすれば?」
「世の中正論が通ればカンタンなことは誰だってわかっているんだけど…」
で、思考や会話がとまってしまうことがなんとなくわかる気がするんです。ということで、本当に先に進みたいのであれば、やはり”これまでのスタンス”ではだめなんじゃないかなあと思います。
自分も含めて、日本そのものもこうした楽?なスタンスで成長していけるのか、これからしばらくゆる?く見守っていきたいです。
ええ、もちろん言うまでもなく、正論を理解する力そして言える力、これらはこれから先もずっと大事にしていきたいと思っています。