なんでも、
によりますと、社会人の先輩が思うこれまで遭遇した「困った新人」のランキングが、
1.あいさつがきちんとできない 519
2.メモを取らず、同じ事を何度も聞く 432
3.敬語が使えない 409
4.雑用を率先してやろうとしない 300
5.ホウレンソウ(報告・連絡・相談)ができない 297
6.同じ間違いを繰り返す 282
7.返事ができない 267
8.自分のミスを謝らない 257
9.「指示待ち」で自分から積極的に動こうとしない 220
10 .プライドが高く、知ったかぶり 219
なんだそうです。
なんか情けないっすね、社会人の先輩。
「あいさつができない」というのは、たぶんお互いが悪いのだと思う。相手ができないと思うなら自分が率先してすればいいだけのこと。
「同じことを何度も聞く」ことでイラっとくるのは、大して難しいことしか任されてない器の小さい人間の証拠って思っちゃう。難しいことはどんなにメモしてもどんなに聞いてもわからないものだ。カンタンことでも、って思うなら、かえってそんなこといちいち覚えなくたっていい。聞いたほうが早いし、そこで使用するメモリーはほかに使ったほうが絶対いい。
「敬語が使えない」というのも、気にさわることでもない。まあお客様の前では困るけど、それは困るのであってイラっとすることでもない。もしそうなったらフォローできるくらいの器量や技術はもっておいたほうが良い。そもそも敬語なんてそのうちだれでも覚えるし使えるようになる。慣れていないだけだ。そのくらい大めにみてあげてもいいと思う。
「雑用」は、場合にもよるけど業務命令でもなければする必要もないのでは。手伝ってもらいたいならお願いすればいい。むしろ後輩にやってもらって当たり前という精神はビジネスマンとしてどうかと思う。ちなみにこれは自分の個人的偏見でもあるが、この雑用に関する扱い方でビジネスマンとしての資質が垣間見れる気がする。
「ホウレンソウができない」のは、そりゃ社会人になりたてなので仕方ない。これから教えてあげればいい。何をイライラするのやら。
「同じ間違えを繰り返す」っていうのは、むしろ同じ間違えを起こさせる先輩や上司が悪い。これを新人のせいにするのはどうかと。
「返事ができない」、これも結局は望み通りの返事をさせない先輩や上司が悪い。
「自分のミスを謝らない」は、むしろいいかもしれない。むやみに謝らないことは意外と大事だ。それでも心から謝らせたいなら、そうさせるようきちんと説明すればよい。確かにそれでもなお謝らないひとはいるかもしれないけれど、結局はなぜ謝らなければならないのかをきちんと諭すことができてないのではないか。
「指示待ちで積極的に動こうとしない」のは、いったい何が問題なんだろうか。業務命令を受け動くのが基本だし、そもそも部下を動かせないこと自体、管理職や先輩としての職務を全うしていない証拠とも受け取られる。
「プライドが高く、知ったかぶり」と思う人ほど、自分がそうなんだと思う。そうでなければ気にならない。たとえプライドが高く、知ったかぶりでも、結果を出せれば、そして仕事ができればそれでいいではないか。
要するに、こういうことを「困った」という人や会社ってのはたいしたことないや、って思うわけです。確かに新人の彼らにも問題があるとは思うけれど、なんか自分ができていないのに、自分にも非があるはずなのに、それを省みず相手=新人にだけ直すよう要求するという意図が感じられるこの困ったランキングは、なんとも身勝手さをさらけ出しているとしか思えないです。
その人と馬が合うとかそういった類のことで、思いっきり感情的なことばかり言っているにすぎないのでは。
会社なのです。仕事なのです。そりゃ気が合わない人だっていますよ。
なぜ、「やる気がない」とか「若さを感じない」とかが上位にこないのだろうか。
以上、個人的先入観に基づく感想でした。