訪問日時:2010年4月29日午後4時頃
まさかあれから12年、自らの足でまたこの街へとやってくることになるとは…。当時と全く変わらない広場の光景。
とても感動してこの写真を撮りながら涙を流していました。
ここSarlat-la-Canéda(サルラ=ラ=カネダ)は、フランス南西部ドルドーニュ地方にある街。中世の趣をきれいに残すこのエリアを代表する観光都市です。どうやら世界遺産候補にも上がっているようです。
この街の南側には、Beynac et Cazenac(ベナック・エ・カズナック)、La Roque Gageac(ラ・ロック・ガジャック)、Domme(ドンム)をはじめとした「フランスで最も美しい村」が集中していますし、北側にはこれまた世界遺産でもある「ラスコー(ヴェゼール渓谷の先史的景観と装飾洞窟群)」もあります。
なお、北側にもSaint Amand de Coly(サン・タマン・ド・コリー)、Saint Leon sur Vezere(サン・レオン・シュル・ヴェゼール)などをはじめとした「フランスで最も美しい村」がやはり数多くあるので、ここSarlat-la-Canéda(サルラ=ラ=カネダ)を中心するとこのエリアをとても効率的に観光することが可能です。
場所はこちら。
google.maps.event.addDomListener(window, 'load', function() {
var mapdiv = document.getElementById("map_canvas_sarlat");
var myOptions = {
zoom: 11,
center: new google.maps.LatLng(44.891170,1.21570),
mapTypeId: google.maps.MapTypeId.ROADMAP,
scaleControl: true,
};
var map = new google.maps.Map(mapdiv, myOptions);
var marker1 = new google.maps.Marker({
position: new google.maps.LatLng(44.891170,1.21570),
map: map,
title: 'Sarlat'
});
});
その直前に訪れたドルドーニュ川沿いにある美しい村、Beynac et Cazenac(ベナック・エ・カズナック)からは距離で10数km程度、少々道が混んでいましたので、時間にして30分程かかりました。
本日はここに泊まることになります。実は翌日の30日に来る予定でした。この街は思い出の街ということで、どうしても泊まりたかった。なので今回の旅行では珍しく予めホテルを予約しておいたのですが、Albi(アルビ)-2010 France No.3 –でも触れましたが、天気の関係で一日予定を切り上げてドルドーニュへとやってきたわけです。
さてさて、ではいったいなぜ12年前にこの地を訪れたのか。それはズバリこちらを観に行っていたからです。
わかりますか?実はこれ1998年6月に開催されたワールドカップフランス大会です。この時日本は念願のワールドカップ初出場、この写真は記念すべき第一戦アルゼンチン戦が行われた南フランス「トゥールーズ」のスタジアムです。
実はまだこのころはデジカメなど全く普及していない時代。にもかかわらず実はこれらの写真デジカメで撮影しているんですよね。たまたま父親が仕事先でどこかのメーカーからサンプルとしてもらったデジカメをフランスにもっていったんです。
当時はデジカメの現像とかできなくて友達に写真を配ることができなかったんですけど、一方でHPをつくっていたのでそれ用の画像として使いやすかったことを覚えています。
今となってはかえってデジタルデータとして残しておいて大正解だったと思います。
で、当時、サッカー観戦のオプションとして、ドルドーニュの主要都市であるサルラを観光したというわけです。
当時の自分が映っててかなり恥ずかしいですが、本当にそのまま変わらない街の景色。
当時はよくわからないうちに連れてこられたこの街、まさか自らの足で12年後に訪れることになるとは想像すらできなかったことでしょう…。
それにしても当時の街のほうがなんだかにぎやかですね。そういえば、こんな光景にも出くわしたことを思い出しました。
現在のこの場所はこちら。もちろん景色や街並みは当時のままでした。
12年ぶりのサルラ。想い出に浸りながらゆっくりと歩いてきました。(次回へ続く)